トゥールズインターナショナルは、東京モーターショー2019 Out of KidZania 内特設スペースにおきまして、四輪・二輪メーカーのモデラーによって結成された団体、 日本カーモデラー協会（Japan Car Modeler Association／以下 JCMA）の協力のもと、「カーモデル教室」の名称で出展いたしました。今回は、その記録をご紹介いたします。
東京モーターショー2019・Out of KidZaniaとは？
東京モーターショー2019は、2020年の東京オリンピック開催の準備の影響により、有明の国際展示場・青海展示棟をはじめとする臨海副都心地区での分散会場開催となりました。
そのなかで、トゥールズインターナショナルは、青海展示棟のプログラム Out of KidZania内のスペースにおきまして「カーモデル教室」の名称でJCMAの協力のもと出展いたしました。
Out of KidZaniaは、今回の東京モーターショーの特徴の一つ「家族で楽しめるコンテンツ」として、子供向けの職業体験のプログラムを提供しているエリアです。
カーモデル教室では、どんなことが体験できる？
「カーモデル教室」では、実際にカーデザイン開発に使用されている「インダストリアルクレイ（ねんど）」を使って、プロのカーモデラーのサポートを受けながら、親子で世界にひとつだけのオリジナルカーモデルを作ることができるというワークショップが開催されました。
一回のワークショップは2時間のプログラムとなっており、午前午後で、一日に合計8名が参加可能です。先着順受付のため、毎日10時の会場のオープンと共に、あっという間に予約枠が満席となりました。
「カーモデル教室」では中子（なかご）という土台にクレイを盛り付けるところから始まり、様々なツールを用いて形を整え、最終的に、思い描いた自動車の形を完成させていきます。
熟練のクレイモデラーによる丁寧な指導を受け、集中して取り組むうちに、だんだんイメージした車の姿が実現していきます。
モデルができあがったら、一緒に記念撮影！
また、「カーモデル教室」の他にも、ブース内には「けずってみようスケールモデル」という、ツールを使ってスケールモデルを切削する体験ができるコーナーを設置。
予約不要で参加できる体験として、たくさんの来場者の皆様に楽しんでいただきました。こちらも「カーモデル教室」に負けず、行列ができるほどの人気です。
小さなお子様からは、インダストリアルクレイの切削感に夢中になり、「もっと削りたい！」とのコメントも。
大人の来場者の方々も「楽しい」「なんだか落ち着く感じがする」と、真剣な面持ちで切削されていました。
「切削用のスケールモデルの表面を触ってみてもいいですか?」とリクエストされることもありました。
クレイを盛り付けて比較的時間が経っていない状態のスケールモデルの表面は、ほんのりと温もりがあります。触るという体験が、温めると柔らかくなり盛り付けしやすく、冷めると硬くなり切削しやすくなるという、インダストリアルクレイの特徴を体感していただける一つのきっかけとなっていました。
この特徴が、即座にモデルのデザインの変更に対応することができるという、インダストリアルクレイの強みにつながっています。
ブースではトヨタのスープラ、ダイハツのコペンなど、各社のデザイン検討段階で実際に制作されたスケールモデルや、JCMAに加盟する各社に所属するクレイモデラーやデジタルモデラーの紹介パネルも展示されました。
社会科見学で来場した小学生が熱心に一つ一つのパネルを読み、分からない言葉について質問するなど、積極的に理解を深めている様子が伺えました。
12日間の会期で、東京モーターショー2019の総来場者数は130万900人を記録。トゥールズインターナショナルとJCMAのブースも、大盛況のうちに展示を終了しました。
カーモデラーという仕事や、それに携わる人々、クレイモデリングの楽しさについて、多くの来場者の皆様に知っていただくことができた機会だったのではないでしょうか。
取材記事
・日刊自動車新聞 (10/26(土)カーモデル教室 開催初日に取材頂きました)
電子版URL
https://www.netdenjd.com/articles/-/222571
関連URL
・日本カーモデラー協会(Japan Car Modeler Association/ JCMA)
公式サイトURL
http://jcma-web.jp/
たくさんの方にご来場頂き、心より御礼申し上げます。
